銘玉 Ross Xpres ロス エクスプレス Ensign ファッション Selfix 2台

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Ensign Selfix 820 Specialと Ensign Selfix 16-20 それぞれ銘玉の誉れ高い Ross Xpres 75/3.5と105/3.8 です。 これらの英国製カメラを手に取ると、ドイツ製カメラによって確立された、「カメラとはこうあるべき」といった既成概念から離れて、自由に楽しめます。 6×9と6×6切り替えのSelfix 820 Specialには、軍艦部に非連動距離計がありますが、ダイヤルがなぜか前部にあります。 一瞬、軍艦部を前後逆に組み立てられたのかとギョッとするデザインです。(笑) また、当時の中判蛇腹カメラでフィルムサイズを変えられる物の多くは、取り外し式のサイズ切り替えマスクを装着しました。そのために、マスクの紛失がよく起こりました。 しかし、このモデルは切り替えマスクは折り畳み式で紛失恐れもありません。 ただ、これ以外は本当に使いにくいモデルです。(苦笑) 銘玉Ross Xpres 105/3.8だけが売りでしょうか? セミ判のSelfix 16−20は小振りでデザインはオシャレです。 巻き忘れ防止機構に、なんとシャッターボタンの真ん中に小さな穴があって、フィルムを巻かずに、シャッターボタンを押そうとすると、その穴から先が丸くなった針が出てきます。 その痛みで、フィルムを巻いていないことを警告するのです。 すごいローテクです。 しかし、裏蓋開閉部は広く開くように二重ヒンジで、非常にコストがかかっているマジメなカメラです。 どちらのカメラもシャッターはEpsilonシャッターで、不安定です。 セミ判の方はT、B、1/25-1/300は問題ありませんが、それ以下のスローシャッターはです。 6×9判の方はスローシャッターも動いていますが、やはりEPSILONシャッターです。不安定です。(苦笑) レンズは、どちらも、バルサム切れ、カビはありません。 ただ、セミ判の方が程度は良いです。クモリもありません。 チリや周辺の汚れはありますが、撮影に影響するものはなく、良い程度です。 一方、105/3.8のほうは、前玉に拭きキズがありますし、前玉表面が少しヤケを起こしています。ノンコートですから、専用のクリーナーを使えば落とせるのかもしれませんが、逆光では影響が出ると思います。 ※コメント欄に続きます

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