レースを身に纏うような、上品な刺繍のイヤリングを作りました。= シルク刺繍のアクセサリーが完成するまでの話 =デンマークで Hedebo という伝統刺繍を学びました。(Hedeboはヒーダボーと言ったり、ヘデボと言ったりします。)現在は日本刺繍の職人となりましたが、せっかく学んだHedeboもどこかで活かしたいと思っていました。そこで、デンマークで学んだ刺繍技法を使ってアクセサリーを作ることにしました。最初はHedeboの伝統的なスタイルで、麻布に麻糸で刺繍していました。しかし、日本刺繍の勉強をしていくうちに日本刺繍でも似たような技法があることを知りました。日本刺繍は絹糸を使うのが主なので、その時に絹糸でもできるんだ！と気がつきました。試しに絹糸で刺繍してみると、麻糸とはまた違う美しさを感じました。麻糸の刺繍は素朴な優しい印象でしたが、絹糸は繊細な品のある印象です。どちらも素敵なのですが、せっかく日本刺繍をしているのだから「絹糸の美しさを感じられるものづくり」をしていこうと決めました。= こだわりポイント =◎刺繍の繊細さ、絹糸の美しさを感じられること◎どの角度から見ても美しく仕上げることこの２つにこだわって1針1針丁寧に作っています。日本刺繍の糸は少し特殊で、極細の絹糸が10～14本束になって1本の糸になっています。その為、撚りがかかっていません。これがこの糸の魅力の一つでもありす。職人が作るものに合わせて糸を細くしたり、太くすることができるからです。また、撚りも自分でかけるので強く撚ったり弱く撚ったり調整ができるのです。どんな糸の使い方をするとより美しく感じられるのかを意識して何度も試して改良して完成しました。作り手：shizusa-------------------------------◆デザインあわリング型Hedeboによくみられる丸型の柄を組み合わせたデザインです。スパンコールを埋め込んでいるので、角度によってつやっと光ります。◆カラーアイボリー×薄橙◆素材モチーフ ： 絹糸 , スパンコールイヤリング ： ネジバネ式金具 , シリコンカバー付き◆サイズモチーフの長辺：約 2.8ｃｍ-------------------------------【 Fujiiro komachi のものづくり 】毎日がちょっと、ワクワクする。日常を少しだけ彩るような、素敵なものを作りたい。そんな気持ちで１つ１つの作品を作っています。それと同時に、私たち作り手も「作ること」で日常が彩られていることに気がつきました。ワクワクしながら作った作品が、皆様の元へ届き「お洒落を楽しむワクワク」になることを願っています。Instagram … twitter ... https://twitter.com/shizusa6